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2018.07.27 Friday ... - / -
#まあまあ好きな本
本棚の整理をするたびに大きな本棚が欲しいなあと思うのだけど、読み返す本なんて漫画を除けばせいぜい30冊もあればいいところで、あとは「なんとなく手元に置いておきたい本」ということになる。でもそれもそのときそのときの興味や関心、立場や心境などで変わるし、前の職場に勤めていたときに買った多くのビジネス書や自己啓発本は、フリーランスになった途端にそのほとんどが不要になって売ったり捨てたりしてしまった。最近はどうもたくさんの言葉を摂り入れたい時期らしく、いろいろな本を読みたいし同時にアウトプットも意識してやろうとしている。インプットとアウトプットを同時にやりたいと思うのは珍しいことで、まあどうせすぐ息切れするんだろうけど息切れするまではやりたいようにやってみようと思う。

ということで本棚の整理をしているのだけど、どうも手放す気にはなれないんだけどあんまり読み返す気も起こらない、微妙な距離の本が何冊か出てきた。好きなんだけど大好きというわけでもない。好きになった要素を思い出しながらそれらの本について書き留めておく。

●ソングブック/ニック・ホーンビィ
「ハイ・フィデリティ」が出てから毎年夏に新作が新潮文庫で出ていたようなイメージがあるけど「ハイ・フィデリティ」以外そんなにおもしろくなかったからか今やもう絶版状態になっている作家、ニック・ホーンビィの音楽にまつわるエッセイ。彼が薦めているからという理由でティーンエイジ・ファンクラブのアルバムを買ったのだけど好きになれず、大体においてこの本に紹介されている音楽は(文章からしか判断してないけど)あまり好きになれそうにはなかった。唯一僕も好きだったのはビートルズの「レイン」くらい。

彼の書く小説は、ダメな男性のダメな心理を丁寧に書いてあって、自分の心情を彼の小説のなかで初めて可視化してもらったということも何度かあった。そういう小説はたいていは日常の機微を描いたものだ。

「ソングブック」のなかで彼がそういった小説で書くことについて言及している箇所があって、そこがものすごく好きなのだけど、いま読み返してみたらなんだか頭のなかですごく好意的に意訳していることがわかったので意訳した内容を書くと「何も起きないような日常を描いてるのにほんとうは登場人物たちの心のどこかに変化が起こっているということを読者に伝えなきゃ、小説としてはだめなんだぜ」みたいなことが書いてあって、それはいまでも好意的に意訳された形で心のなかに残っている。

なんにしても好きな作家が好きなものについて饒舌に語った本は嫌いになれるわけがない。

●益田ミリの本全般/益田ミリ
「すーちゃん」が映画になったことで話題になった、のかなってないのかわからない作家、益田ミリの主に漫画全般。彼女の漫画はのんびりしていてなんだかツイッターを見ているのに近い感じがするのだけど、たいてい1冊に1回はグッとくる言葉がある。それもこれもホーンビィが書いてたように、日常のなかで出てくる言葉だからグッとくるんだろうな。押し付けがましくない距離感が心地よくて、あと漫画なのでたまーーーに手に取ってぱらぱらと読むことがある。

●森崎書店の日々、続・森崎書店の日々/八木沢里志
春ごろ読んだような気がする。作品づくりでフコーカシティーに通ってた時期かな。ジャケ+あらすじ買いをしたのだけど、まあ割と無難におもしろかった。叔父の経営する古書店で生活することになってから、主人公の鬱々とした気持ちが晴れていく話。間違ってないんだけど意訳し過ぎで全然面白くなさそうだけど間違ってない。「続」の方はなくてもよかった。これは売りたいとは思わないけど誰かになにか最近のおすすめある? って訊かれたらあげられる本。手放そうと思えば手放せるな。

●小林賢太郎戯曲集全般/小林賢太郎
ラーメンズの小林賢太郎が書いたラーメンズの公演の戯曲集。これを練習して上演している大学の演劇部の公演を何度か観たことがあるけど、大体寒かった。カバーがオリジナルを超えることはあってもコピーがオリジナルを超えることはない。ラーメンズや小林賢太郎のなにがおもしろいのかを分析して、その要素を使ってオリジナルをつくったほうがよっぽどクリエイティブだし、過去にそういうことを真剣に考えてたころに何度も読んだりしたのだけど、出た結論としては「戯曲は別に、そこまで言うほどおもしろいわけじゃない」。当たり前だけどコントや演劇は現場でどんどんできていくものだし、彼らがおもしろいのは現場で膨らませていくのが徹底していたからだ。「これなら俺の方がよっぽどおもしろいもの書ける」と豪語したうえで実際におもしろいものを書いて、だけど現場で膨らませていくのが下手で結果ラーメンズのしょぼい版みたいのができました、くらいのことから始めないと、「超える」ってところにはいかないだろうなあ。ということでもう読み返すことはほとんどないけど、なんだか手放す気にもなれない。

●遠藤周作の小説全般/遠藤周作
大学時代に「海と毒薬」を読んでから遠藤周作にハマった時期があって、5冊くらいうちにあるのだけど、「老後なんか読みそうな気がする」という完全に物が捨てられないパターンと同じ思考に陥って、手放す気になれない。

●悪魔のパス 天使のゴール/村上龍
大学時代に「希望の国のエクソダス」を読んでから村上龍にハマった時期があって、15冊くらいうちにあるのだけど、村上龍はどれも好きで、このひとの取材量と書く量と書く姿勢は尊敬する。なかでもとりわけこの「悪魔のパス 天使のゴール」は読んできた作品のなかでは微妙で、おもしろいのだけど「村上龍のやつで読んだなかで微妙」というのがなんだかおもしろくて手放す気になれない。

●読んでない本全般
「いつか読むだろう」と思って手放す気になれない。


こんな感じの本を集めて、本の交換みたいなことができる仕組み、明確に誰に向けてというわけではなくてこの世界のどこかにいる誰かと本が交換できるみたいな仕組みが作れないものかと、このところずっと頭の片隅で考えている。
2013.08.16 Friday ... comments(0) / trackbacks(0)
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2018.07.27 Friday ... - / -
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