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2018.07.27 Friday ... - / -
#猫語の教科書
いまはお風呂で「猫語の教科書」を読んでいる。クリスマスプレゼントで彼女にもらったもののひとつ。もらってすぐにぱらぱらと読んで、途中でやめていたのだけど、そしたらこの前あろうことかねこがその本におしっこをしていた。しわしわになったし、臭い。ねこが「猫語の教科書」におしっこするなんてなんのメッセージだコラァと思ったけど、たぶんメッセージなんてない。純粋に尿意をそこで発散しただけだと思う。

この本は別に猫語が喋れるようになるとかそういうのではなくて、厳密に言うと「猫の教科書」というほうが適切なのだろうと思うけど、ねこがねこの暮らし方で覚えておくべきことを書いている。のを、人間が翻訳している。という体を取っている。クラフト・エヴィング商會的な想像力での遊び方がたまらない。僕はこういうフィクションが大好きで、あこがれる。

彼女(メスのねこが書いている)はとある人間の家庭をうまく支配下において暮らしていて、そのためのコツが書かれているのだけど、読めば読むほどねこあざといな! という気になってくる。ウチのねこもとても賢くて、僕たちが喋っている言葉をたぶんほんとは全部わかってるんだと思うけど、それにしてもじゃあそれでこんなに平然と暮らしてるんならなんて強かなんだ、と思ってしまう。ねこを見る目が変わってくる。

この本は15章くらいの章立てになっていて、飛ばし飛ばし好きなところを読んでいる。いまたぶん全体の半分くらい。最後の方で愛について書いてある章があって、ここがとてもグッとくる。著者の彼女(ねこ)は、自分を飼っていると思い込んでいる人間の家族を支配下に置いてはいるのだけど、そうは言いながらも彼らに愛情を抱いてもいる。人間の愛の謎の正体のある部分に関して、とても賢い彼女は見事に一言で言い及んでいて、それが実にすばらしい。

愛について書いてあるのはほんとに後半の方で、それはつまり、ねこがおしっこした裏表紙に近いということでもあり、要するに結構臭いページなのだけど、おそらく結構な確率で彼女や僕より先にねこのほうがいなくなってしまう可能性が高いということがふと頭をよぎったときに、このにおいがいつかねこを思い出すときに大切なものになるかもしれないと思った。それを、見事に「猫語の教科書」なんてものにつけるなんて、このねこはなんて賢いんだろうと思った。

2014.02.19 Wednesday ... comments(0) / trackbacks(0)
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