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2018.09.19 Wednesday ... - / -
#さよならガールフレンド
ツイッターで高野さん(@chapter_22)という方をフォローしている。マンガを描かれている方で、コミティアで本を出したりもしている。発表された作品のいくつかは、高野さんのサイトで無料(最高!)で読めたり、リルマグで買えたりする(完売したものが多いけど)。

1年くらい前のことだったと思うけど、フィールヤングという雑誌に読み切りが載りますという告知をされていて、おお、と思ったものだった。フィールヤングは女性向けのマンガ雑誌だけど、手に取るのはあんまり抵抗がないタイプのものなので、堂々と、立ち読みした。買わなかった。立ち読みした。冬の本屋。たしか、スーパー銭湯に行った帰り。外は寒いけど身体はほかほかで、火照った身体がいい感じに冷めてくるくらい歩いたところにある本屋で、ああ、いいなあと思いながら読んだのを覚えている。けど買わなかった。立ち読みで満足した。

その高野さんが、1月8日にとうとう単行本デビューした。「さよならガールフレンド」というタイトル。タイトルがとてもよいと思う。九州は本の入荷が2〜3日遅いので、まだ買えていない。Amazonとかでも買えるけど、できれば書店に並んでいるところを見たい。手に取って、レジに持って行きたい。

高野さんの絵は、とても落ち着いている。みんな目がギラギラしてなくて、そこがいい。とても海賊王になったり世界中に散らばった7つの球を集めたりしそうにない。高野さんは平熱をきちんと描いている方だと思う。

前にもここに書いたことがあると思うけど、好きな海外の作家でニック・ホーンビィというひとがいて、彼は「ソングブック」というエッセイで「何も起きないような日常を描きながらも、登場人物たちの心のどこかでは変化が起こっているということを、読者に伝わるようにしていなければ、小説としてだめ」ということを書いている。高野さんの作品には、そういう機微がある。

僕は個人的な嗜好としてもオムニバスがすきなのだけど、高野さんの作品にはオムニバスも結構ある。ある共通のモチーフでゆるやかにつながっている小品たちが、日常の輪郭をほんの少し膨らませて見せてくれる。それが、いやらしくないのがとてもいい。

作者でもないのにツイッターで「さよならガールフレンド」と検索しては、反応を見てしまう。概ね好評のようで、ああよかったなあと思うのと同時に、すごい遠い存在になったような感じにもなる。tofubeatsがメジャーデビューしたときもなんかこんな気持ちになったな。でもまあ、いい作品が売れるのはとてもいいことだと思う。「なし水」や「わいわいやろうぜ」なんかのときにも思ったけど、単純に、いいものが売れるという、そういうシンプルさが最近少しずつ加速してる気がする。この本も、増刷されるくらい売れてほしい。

そういえば、そもそも高野さんをフォローしたのは、たぶんtumblrの方がきっかけだったような気がする。おもしろいツイートを引用してリブログするひとがいるなあと思ったら、そのひとのアカウントが「chapter22」だったので、おお、と思ったのだった、たしか。これまた好きなバンドでLuminous Orangeというのがあって、そのバンドの曲に「chapter22」というのがある。たぶんこのひとルミナス好きなんだろうなと思ってtumblr見たら、ルミナスのアルバムかなにかのタイトルを拝借しましたみたいなタイトルが付けられていて、やっぱり! と思った。それでツイッターも同時期にフォローしたのが始まりだったと思う。ルミナスの曲からタイトルが付けられたマンガは、まだなかった気がする。

とにもかくにも高野さんの作品はとても素敵なので、多くのひとに読んでほしい。
2015.01.10 Saturday ... comments(0) / trackbacks(0)
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